2025/10/24公開
インタラクティブコンテンツは、ゲーム開発、シミュレーション、教育コンテンツ、トレーニング教材など、さまざまなシーンで活用されるデジタル体験型コンテンツです。ユーザーによる操作体験を必要とし、大阪・関西万博2025では複数のパビリオンで提供されるなど、改めて注目されている最新コンテンツ手法の一つです。
当記事では、長年インタラクティブコンテンツ開発に携わってきた当社の視点から、導入事例、開発ノウハウ、技術例について解説します。
1.インタラクティブコンテンツとは?
インタラクティブコンテンツとは、ユーザーが能動的に操作・選択・体験できるコンテンツのことです。従来の「見るだけ」「読むだけ」の受動的なコンテンツとは異なり、双方向性・没入感・ユーザーエンゲージメントを重視する点が特徴です。
主要なものにはXR(VR/AR/MR)技術がありますが、カメラやセンサー機器を併用し、人間の動作とコンテンツを連動させる形式も含まれます。用途は幅広く、ビジネス向けシミュレーション、マーケティング施策、一般消費者向けゲームやクイズコンテンツなど多岐にわたります。
2.映像投影+エリアセンシング
Microsoftが開発したモーションセンサー型デバイス「Kinect」※は、カメラと赤外線センサーを用いて人の動きやジェスチャーを認識します。コントローラー不要でゲームやアプリを操作できる「空間認識技術」が得意なデバイスです。
※Kinectは2024年に生産・販売が終了しておりますが、後継技術等での代用が可能です。
壁面投影型インタラクティブコンテンツ

環境保全関連会社様・イベント内カフェにて使用
壁面に投影された映像の中に入り込むことができる没入型インタラクティブコンテンツです。海や海岸の景色からスタートし、ゴミ拾いや空を飛ぶなど、さまざまな体験が可能。体験を通じて環境問題への意識向上を目的に制作しました。プロジェクションマッピング+モーションセンサー技術を活用した事例です。
詳細・動画はこちら:https://www.cinemaray.co.jp/performance/2109/
エントランス用プロジェクションマッピング

弊社グループオフィス内エントランスにて使用
エントランスに設置された企業ロゴに合わせたプロジェクションマッピングコンテンツです。人感センサー連動により、来客があるタイミングで映像がスタートするインタラクティブな仕掛けを実装。ブランド体験・空間演出に最適な事例です。
詳細・動画はこちら:https://www.cinemaray.co.jp/performance/2187/
わいわいモーション

弊社提供サービス
最大6人まで同時参加できるインタラクティブゲームコンテンツです。コントローラーや複雑な操作は不要で、「みんなで楽しむ」ことを重視。壁面に投影された映像に合わせ、上から流れてくるオブジェクトの位置に手を挙げると、モーションセンサーがタッチを認識します。非接触操作・ジェスチャー認識を活用した体験型ゲームです。
詳細・動画はこちら:https://www.cinemaray.co.jp/product/product-waiwaimotion/
3.3Dホログラムボックス
3Dホログラムボックスはハーフミラーを使用し、前・左・右の3面で映像を投影するディスプレイです。ボックス内に現れる映像が、まるでその場に存在するかのように見える立体映像演出を実現。イベント展示・製品プロモーションに活用可能な特殊ディスプレイです。
3Dホログラムでの製品紹介映像

四国化工機様・FOOMA JAPAN2023展示会にてご活用
液体重点を流動を表現するホログラム映像です。
詳細・動画はこちら:https://www.cinemaray.co.jp/performance/4223/
ハンドトラッキング対応3Dホログラム

社内研究開発R&D
非接触センサーLeap Motionを組み合わせ、3Dホログラムディスプレイ内部のデジタルオブジェクトを手の動きだけで操作可能にしました。ジェスチャー操作・インタラクティブ映像技術を融合した次世代体験です。
詳細・動画はこちら:https://www.cinemaray.co.jp/development/5314/
3連結型3Dホログラム

社内研究開発R&D・第3回IT Week名古屋にて展示
よりダイナミックな演出を実現するため、3台のホログラムディスプレイを連結し、映像が流れるように繋がる新機能を開発。水槽に見立てた3連ボックス内で、深海魚が優雅に泳ぎ回る様子を再現。大型ホログラム演出・空間デザインに最適な事例です。
詳細・動画はこちら:https://www.cinemaray.co.jp/development/4373/
4.XR(VR/AR/MR)
XR(VR/AR/MR)技術は、現実と仮想空間の融合など、様々な体験を可能します。ユーザーが視覚・操作で直接コンテンツに関与できるため深い双方向性と高い没入感を誇ります。
弊社では2014年よりXR開発に取り組んでおり、展示会やイベントなどでも多数のコンテンツを制作しております
競輪体験VR

チャリンコワールド2022・VR事例
リアルな競輪体験ができるVRコンテンツです。ローラー台に乗りながらVRの世界に入ることで、プロの選手たちと一緒に走る現実にはない体験を可能にしました。タブレットアプリで複数機器の接続および制御を行い、またVR端末側の再生情報を受け取り映像を表示させます。
詳しくはこちら:https://www.cinemaray.co.jp/performance/2900/
日本遺産紹介MR
旧吹屋小学校様常設・MR
MRグラスを装着しながら岡山県指定重要文化財「旧吹屋小学校」を回遊し、各教室内に散りばめられたMRコンテンツで街の歴史や人々の暮らしなどタイムスリップしたような体験ができます。ハンドトラッキング技術もでき、軽量なグラス型形状のためどんな方でも気軽に体験ができます。
詳しくはこちら:https://www.cinemaray.co.jp/performance/2776/
5.まとめ
今回の記事ではインタラクティブコンテンツ関して簡単に事例を交えながらご紹介させて頂きました。
デバイス・機器とコンテンツの組み合わせはアイデア次第で自由自在!
何をどのように体験してもらいたいのかで、最適な組み合わせの選択が異なります
シネマレイではその他多くのノウハウを保有しております。「インタラクティブコンテンツを作りたい!」「インタラクティブコンテンツに関して相談したい!」という方はぜひお問い合わせください!弊社では様々なインタラクティブデバイス・機器・システムとコンテンツを組み合わせたご提案が可能です。
「まずはこの目で体験してみたい!」という方もお問い合わせをお待ちしております。デモンストレーション実施可能です。
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